あ〜っ!ゾウドリーだーっ!と高3の娘と中3の息子が声を発しているのが聞こえた。奥さんが家の掃除中、懐かしいものを見つけた。こどもたちがチビだった頃、おもちゃをほとんど買ってあげなかった。そのかわり、はさみとのりと絵の具とセロハンテープを渡していた。そんな風だったから、二人は宅急便などがこようものなら、大騒ぎだった、目当ては材料の段ボールだったからだ。おもちゃをあんまり買ってもらえないことを苦にすることもなく、二人はものすごい即興工作ままごと芝居をはじめ、終わることなく延々と続くのだった。そんなふうだったから、二人のつくったキャラクターで半年もすると家は大変な状態になった。半年に一度の大掃除の度にこどもたちは声をはりあげて泣いた。私もそのごっこ遊びにまぜてほしくてたまらず、一緒に作った仲間がこの紙のおもちゃたち。もちろん、こどもたちが作った仲間も保存されていたものは床下から発見された。
私が作った仲間たちは、ごていねいにも紙の裏にちゃんと名前がかいてある。こどもたちに名前を覚えてほしかったようだ。ゾウドリー、ワニオ、カンガル–フンド、ダックスニフー、キバーラ、リュウノスケ、バブロー、カメレワン…….おとうさん、ぜんぜん変わってないね〜って、今の自分もあのころのこどもたちにすごく憧れてて仲間に入れてほしかったのがよくわかった。すっごくうらやましかったんだ。おとうさんはいまでもつくってるんだ。でも、もう二人はあの遊びをもうしてくれないな…..。ちょっぴりさみしい。

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