298. 故郷の友




故郷の友

 

 

 

 

 

 

 

小さな頃、うさぎをたくさん飼っていた。

ウサギはたくさんふえた。

ウサギのあかちゃんはフワフワで

こんなにかわいい動物はこの世にいないと思った。

親戚が町の小さなスーパーをしていたので

いらない、キャベツの葉や野菜をもらいにいった。

親戚のおじさんが、リヤカーを改造してうさぎが

運べて、野菜や桑、乳草、れんげ草をたくさん

運べるようにしてくれた。

丸くてゆるいカーブの山が見える蓮華畑で

ウサギたちと戯れ遊んだ。

うさぎたちは7、8匹いたが、

特に逃げだすこともなく、ぼくのまわりを

ぴょんぴょんと跳ねて喜んだ。

ウサギたちはれんげの葉っぱをたらふく食べて

ぼくは、れんげの花の蜜を吸った。

それは、ほのかに甘いうさぎたちとの記憶

 

 

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