ココロの崖に咲いた花
誰も見ない
見てくれるものはいない
ボクだけの世界
遠くに白い蒸気、水けむり
歩いてみる
さみしくて誰かに会いたい気がする
だけど、
気がするだけ…
ココロの樹
黒い樹
いつから黒くて硬くなった
自分を守るため?
話し合っても通じない相手
私のことをそんなに踏みつけにしたいのは
なぜなのかなぁ
ここは入ってこれない、唯一の場所
臆病ものの家
みんな漂う
もう、目的もない
すでに人としての欲はない
時はすぎた
終わりの時はパッとこない
浮遊するなら明るい場所がいいのに
耳だけ聞こえてた親父の頬を涙が
つたっていた
白い象のような雲が現れた
バクか?
まだ、夢はなくしてない
食べないでおくれよ
ふみしめた道の落ち葉はふかふかと
降り積もり続ける
何十年も
やがて土にかえる
あのあおくて緑色の葉だったことを忘れずにいたいよ
記憶というデジャヴ
ボクの遺伝子のなかにいる誰か
一人じゃない
たくさんのご先祖さまたち
つながる、どこまでも、どこまでも…
フクロウがホウホウと鳴く
闇の中で、光る目
どこからかボクを見てる
賢く生きてこれたなら
こんなに苦労はしなかった
がんばるだけの人生
それでもボクという人間として
意識がなくなるまえに
どう生きてきたか確認したいな
昔、友達に怪獣作家になれよって言われた。
ボクはいろんなものが見えるから
ボクの映画館、美術館は、目を瞑ったココロの中
でも、怖がりなボクは怪獣は嫌い
ボクの中にでてくるのなら
かわいくて愛くるしい怪獣でいてほしい
山を登る
ボクの山はボクの身体
自然が壊されてるとこがたくさん
ボクのお医者さんはボク
スーパーやコンビニのケミカルな添加物
飲み屋の揚げ物とアルコールが散乱してる
自然に自然の食べ物食べなきゃな
そんなことばかり、思っているばかり
ダメダメで自分にとって甘い甘い
そして笑ってしまうくらい優しい
雲の上につきでたジャックと豆の樹
小さな頃、とっても怖かった
樹の上から追いかけられながら
地上へ向かうハラハラで
つかまり、飛び降り、
何度も目を覚ました。
それはね、背が伸びてるからなのよ…
そんなことを言う母を
ボクの気も知らないで…
とか思っていた。
熱くて爆発するエネルギー
地球にも生き物たちにも、機械にも
強い影響を与えてるって
いろいろなさだめは
やっぱりオテントサマの元にあるのかなぁ
夜空と樹と大地
キジムナーって1分間に地球を何回転できるんだったっけ
今年はガジュマルと多肉植物たちを玄関先に出したまま、春がやってきた
ちょっぴり目がかゆくなってきた季節
大地に染み込め杉の子さん、
いい子にしてね
街に舞い降りた杉の子さんが暴れるまえに
アスファルトの街から逃げだそう
ラベンダー色の島
夜明けがちかい
身体中を包むムラサキは
ボクのココロを絵の中へ引き込んでいく
やがて、オレンジ色の朝日が差し込むまで
ボクのエネルギーが草むらの中で
大地のエネルギーと融合する。
見えてくる水色のオーラ
わかるかな、見えるかな
ほんとの姿がみつからない
ボクは誰だったのだろう
この星に生きる魂というエネルギー
土の寝ぐらは暖かいおふとん
モグラさんたち、
でておいで〜、
春だよ〜
夜明けのネコは考えた
早起きしよう!
あれこれしたいことがたくさん
まだちょっぴり眠いけど
時のスキマが新鮮で一番大きい
たくさん、深呼吸してやろう
とっても贅沢に深呼吸してやろう
ボクのとっておきの時間
やがて、おてんとさまが
ボクを照らすだろう
こっそり、ヒーローになってみるんだ
待ち遠しいな…