kisseaの次なる個展は、shumiya art windowでの長期展示(6月2日〜10月12日)です。
山梨県甲府市の朱宮神佛具店という老舗の大きなショーウィンドウに展示を行います。
kisseaの10代からの親友でもある山梨大学 大学院の教授 井坂健一郎氏がディレクターをつとめる空間です。
私の作品自体の始まり、きっかけがあの世とこの世の結界に現れる道祖神的な生き物であったことから、導かれるべくしてここでの展示がきたのではないかと思っています。
昔、山梨県立博物館をつくる仕事をさせて頂いていたことが、あります。
山梨の人は死んだら山へいくのだそうで、道祖神をはじめ、道切りの習俗とよばれる百万遍の馬草鞋、国の無形重要民族文化財の天津司の舞など、里、ノラ、山の境に、結界をつくりました。
そこには、まるで、ジブリの千と千尋やもののけ姫の世界がありました。
十年以上も前のことですが、私の作品製作に深い影響を与えていることは確かです。
そのため、なんとなく、お話を拒否することもなく、すっと受け入れ、展示への運びとなりました。
わざわざ山梨まで見に行くことなどそうそうないと思いますが、甲府駅から徒歩圏内です。甲府市中央4-3-4、見る機会がありそうな方がいらっしゃればぜひ足をお運びください。
https://www.shumiya.co.jp/artwindow/?