小さな頃、うさぎをたくさん飼っていた。
ウサギはたくさんふえた。
ウサギのあかちゃんはフワフワで
こんなにかわいい動物はこの世にいないと思った。
親戚が町の小さなスーパーをしていたので
いらない、キャベツの葉や野菜をもらいにいった。
親戚のおじさんが、リヤカーを改造してうさぎが
運べて、野菜や桑、乳草、れんげ草をたくさん
運べるようにしてくれた。
丸くてゆるいカーブの山が見える蓮華畑で
ウサギたちと戯れ遊んだ。
うさぎたちは7、8匹いたが、
特に逃げだすこともなく、ぼくのまわりを
ぴょんぴょんと跳ねて喜んだ。
ウサギたちはれんげの葉っぱをたらふく食べて
ぼくは、れんげの花の蜜を吸った。
それは、ほのかに甘いうさぎたちとの記憶